施主様は眼科の先生です。こちらの眼科が街のシンボルとなるような照明計画をご希望されていました。それと同時に熱望されていたのが街の人々が気軽に集まれる明るいコミュニティスペースと、目の不自由な方やご老人・お子様が夕暮れになっても安心して歩ける空間でした。人々が集える「たまり場」を様々な箇所に作り、それぞれに合った照明を配置。園路や階段には優しい光で誘導してくれる埋込式の照明で光を繋ぎました。写真を撮りに行った日・・・お母様と歩道を歩いていた女の子が、お母様の手を放し、コミュニティスペースの中の園路から一段上がった通路を楽しそうに歩いて、またお母様の元へ戻る姿を見て、施主様の想いが叶っているのかなと嬉しくなりました。
直線的シンプル好みで、高級志向のお施主様。夜の帰宅が多いため、機能面重視でありながらも風格のある門周りをプランニングしました。地域的にもクローズ外構の無い住宅地。オープンでありながら内と外を分けるため、アルミフレームでゲートを設置し、フレームにはダウンライトであるミニフラットライトを埋込み、夜でも内と外を表現。端には、樹木を照らすアップライトで立体感を出し、魅力的なライティングとしました。アプローチに埋めたグランドライトは、アプローチとしての誘導灯と、車を駐車する際のガイドラインにもなっております。機能を重視する照明を魅力的に表現できた現場となりました。お施主様には、想像以上のライティング効果があったと喜んでいただきました。