宮城県S様邸
光と影とホライズン
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施主様より、デザインは全てお任せいただきました。屋根の水平ラインが美しく、一見平屋にも見えるような洗練されたデザインの新築一戸建てです。エクステリアはとにかく水平ラインのこだわり、建物の特徴をより一層引き立てるべく、余計なものを極限まで削ぎ落としたシンプルなデザインを心がけました。ワイドな木目模様の打ち放しの壁と、あえて入口を狭く設けた門扉が、大胆でいながら且つ日本人特有の奥ゆかしさを表現できたと思います。このワイドな木目模様の打ち放しの壁は、光をぶつけることで木目模様が浮き上がり、そして樹形にこだわった『コハウチワカエデ』の影を映す背景の役割も担っています。モダンなデザインのスタイルポールライト3型が、この空間に洗練を与えてくれていると思います。