ライティングのポイント
門構えとなる部分が、必然的に子世帯のリビングもしくは小上がりの和室から見える主庭となるため、表裏どちらから見ても意味のある空間にしようと決めてプランを開始しました。敷地内ではスポットで照らされたメインとなる樹木が、道路側から見ると縦格子を介してシルエットになります。低い擁壁の表と裏にもそれぞれライトを設置しましたが、道路側からは陰になるよう、また庭側からは目に優しいほんのりとしたポールライトの明かりにとどめました。伴って屋根のかかった部分は上からと下からの光、植栽には斜めからの光を交互に使い分けています。来客用の坪庭は真っ赤に紅葉するモミジを希望された施主様のために、光の色を変えられる調色リングのスポットライトを使おうと決めていました。
外構プランのポイントや想い
今回のご依頼は新築外構として建築の設計段階から打ち合わせに参加させていただき、理想的なプラン提案の流れでした。建築工事で建てられた道路側にある大きなガレージ兼物置を中心に、右手は来客用駐車場と子世帯の主庭を兼ねた門構え、左手にはワイドシャッターを設置しプライベートな空間を明確に区切っています。何よりも苦心したのはやはり物件の顔となる門構えの梁と壁、格子とのバランスでした。更に隣地からの目隠しと愛犬が逃げないための柵。それらを兼ね備え、かつ適度な植栽を盛り込んだ門周りにしたく、熟考しました。内部には親世帯の家庭菜園に愛犬のためのドッグラン、来客のための坪庭と盛り沢山でしたが、すべての人が心地よく過ごすことができるような敷地の使い方のご提案が出来たのではないかと思っています。
PRコメント
弊社はエクステリア&ガーデニングの設計施工専門会社として過去14年間、大手ハウスメーカーをはじめ、多くのお客様と1,000件を超える実績を築いて参りました。その実績と経験に裏打ちされた強みが、弊社の庭づくり・外構のトータルデザイン設計力と施工品質です。私たちは人々の生活と求める価値が多様化する中、建物をより魅力的に見せ、楽しく豊かに生きるための庭を目指しています。また、1級建築士デザイナーとの定期的な研修会を通し、住宅と庭の新たな可能性を模索しデザイン提案に活かしいきたいと考えています。