ライティングのポイント
照明計画では、ウッドフレームの背面に張られた金網にLEDバーの光を反射させる事で生まれる現象は、北欧の白夜に現れる夜霧をイメージしています。工夫した点は、フレキシブルLEDバーレール付きを使用。歩行者の目線からは光源が直接窺える事が無い様、ブラック色のL型アングルをレールに沿って取付け光源を隠蔽し、間接照明的な演出を狙いました。また、施工は、直列の渡り配線でLEDバーを連結しています。それぞれの結線はウッドフレームの柱内で施されておりますので、メンテや交換の際には該当する柱のキャップを外すだけで容易に結線箇所が現れます。
お施主様の感想やお施主様とのエピソード
現場はお施主様の住宅を兼ねたヘアーサロンです。新築された際に、北欧テイスト溢れる店舗の内装に合わせて、ファサードやテラスをデザインさせていただきました。今回施工した箇所は、新築時に手を付けなかったいわゆるデッドスペースとなっていた箇所。そちらを有効活用するご依頼です。ヘアーサロンを後に駐車場へと歩を進める途中に現れる空間。車にたどり着くまでの時間もず~っとサロンの余韻が感じられる様にストーリーを組立ながらデザインしました。
PRコメント
外構やお庭に使用される資材は、腐食や劣化から解放されたメンテナンスフリーの素材が主役となっています。“天然の木材”は人工木材やラッピング材に、“天然芝”は人工芝に、“ロートアイアン”は錆びないロートアルミへと、見た目は変わらずに素材が進化しました。進化と共に失われたものは素材の持つ温度感。そして温もり。ジーランドでは、どこかほっこりできる様な空間をこれからも創ってまいります。